純手打うどん職人日記

  

「讃岐うどん」という言葉について。
今日はちょっと長めにいきます。


最近「讃岐うどん」の商標問題が何かと話題になってます。
超個人的な意見としては「？」です。

どうしても「讃岐うどん」という言葉にはいいイメージが浮かんできません。
こんぴらさんのお膝元、琴平町で生まれ育った私は「讃岐うどん」というネーミングだけを利用してあまりよろしくない商いをしていたのを知っているからです。

なので私の中で「讃岐うどん」という言葉は観光客に対しての売り文句であり、“美味しいうどん”を指す言葉というイメージはありません。



だから、当然自分が作っているうどんも「讃岐うどん」という風には思っておりません。
強いて言えば、自分が香川県で作っているから「讃岐うどん」かな・・・？程度です。
だからと言って県外で「讃岐うどん」を詠ってても何も気になりませんし。

だから正直、どこで誰が「讃岐うどん」を名乗ろうがどっちでもいいような気がします。
「讃岐うどん」を名乗っている店が美味しくなかったら「讃岐うどん」の名が落ちるとか言いますが、これだけ情報の発達している昨今、それが本物であるかどうかはたいていの人なら分かる筈です。


中野美奈子アナウンサーの「讃岐うどん」発言（分からない人は調べてください）にいたしましても、県外に出ている香川県人のほとんどが香川で食べるうどんこそが「讃岐うどん」だと思っており県外のうどんは「讃岐うどん」ではないと思っていても不思議ではありません。

現に私も県外でいる時はそう思ってました。



なので、私の意見としては香川県内で食べるうどんが「讃岐うどん」である。
「讃岐うどん」は美味しさを指す言葉ではなく地域を指す言葉である。
誰かが勝手に「讃岐うどん」を名乗っているのならもういいのではないか。


・・・が結論です。
店の側面にある「讃岐うどん」って文字を消したくて仕方がありません（以前の店舗からあったもの）。





名前ではなく実態で勝負しないと・・・そこに明るい未来は見付けにくい気がします。
  

昨日はうどんの日。


特に何も無かったのが現実(笑)


ただ、善通寺の某うどん屋さんとの意外な共通点が発覚して親近感を持ちました。



周りに「うどん人」いっぱいいるな〜(笑)
  

7月17日の土曜日、競艇場イベント出店の為に臨時休業させていただきます。



昨年は琴平の宮武うどんさんの突然の閉店により、急に出店が決まりました。



当時はJリーグ一年目で日本代表に選ばれた気分でした。


今年はそんな舞い上がった感はありませんが、店以外でやるのは大変勉強になるので楽しんでやってきます。
  

オープン二年目の2010年。

前半は非常に実り多きものになりました。


当店としては事件級のGW、雑誌、テレビ等の掲載、出演…。

大阪の釜たけうどんさんへの研修、同業者との親睦など…。

色々な実験なんかもしました。



これらを土台に後半も実り多きものにしたいです。



これからも宜しくお願いします。